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セブン-イレブン、「フィンテック」導入に注力


ニュース 商業・サービス 作成日:2016年6月16日_記事番号:T00064730

セブン-イレブン、「フィンテック」導入に注力

 台湾でセブン-イレブンやスターバックスといったチェーンストアを展開する統一超商(プレジデント・チェーンストア)の羅智先(アレックス・ルオ)董事長は15日、「店舗数の拡大は既に当社にとって重要事項ではない」と強調し、今後は金融とIT(情報技術)を融合した「フィンテック」の導入を最重要視すると表明した。16日付経済日報が報じた。

 同日、台南市で開催された統一超商の株主総会に出席した羅董事長は、「実体店舗はより多くの体験型サービスを提供し、消費者と関わる時間を引き延ばし、関係を深め、電子商取引では取って代わることのできない『交流感』を生み出す必要がある」と指摘。その上で今後の発展計画について店舗数、売り場面積当たりの売上高、営業時間にフィンテックを加え、消費者とのインタラクティブ性を高めると語り、「新しい感覚と体験を提供することで消費者につまらないと感じさせないことが最も重要だ」と強調した。

 なお5月にオープンしたセブン-イレブン・湖口廠店(新竹県湖口郷)ではマスコットキャラクター「OPEN小将(オープンちゃん)」をテーマとする店舗設計を導入し、インタラクティブ機器の設置や「トーストDIY教室」といった体験型イベントを開催するなど、消費者を楽しませることを重視したサービスを提供している。