ニュース 石油・化学 作成日:2016年6月20日_記事番号:T00064777
来年明けに予定されている台湾中油(CPC)新第3ナフサ分解プラント(高雄市林園区、新三軽)の保守点検作業について、同プラントでトラブルが頻発していることから、高雄市政府が圧力容器を開けて全面点検するよう要求しており、生産停止期間が57日間(2月13日~4月10日)に及ぶ見通しとなっている。これによりエチレンの生産量が65%減少し、約20社の川下メーカーが期間中、交代で生産を停止する事態となる可能性が出ている。19日付経済日報が報じた。
CPC新三軽では今年に入り、黒煙の発生など5度のトラブルを起こしており、経済部は一時、同プラントに対し生産を全面的に停止し、検査、修理を行うよう要求することを検討した。川下への原料供給に多大な影響が予想されることから、これは見送られたものの、来年行われる3年に1度の保守点検作業では厳しい検査が求められ、CPCから原料供給を受ける川下メーカーにとって過去最大の試練に直面する見込みだ。
生産停止により、エチレンとブタジエンの供給は65%減、プロピレンの供給は50%減少する見通しだ。
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