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飲料容器の宏全、東南アジア投資を強化【表】


ニュース その他製造 作成日:2016年6月20日_記事番号:T00064779

飲料容器の宏全、東南アジア投資を強化【表】

 飲料容器最大手、宏全国際(THC)が東南アジアにおける生産拠点への投資を拡大している。東南アジアやインドとの関係強化を目指す蔡英文政権の「新南向政策」に応じ、今後も投資を強化する方針とみられる。20日付工商時報が報じた。

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 宏全国際は、インドネシア・スラバヤで同国第4工場が第1四半期に稼働し、2本目の無菌充塡(じゅうてん)ライン設置に向けた追加投資を検討している。ベトナムでは第3工場の新設に向けて用地の選定を進めているほか、フィリピンにオフィスを開設する計画もある。また昨年8月に稼働したカンボジア・プノンペンの飲料工場では、初年度の年産額で1億~2億台湾元(約3億2,500万~7億円)が見込まれている。

 タイでは昨年10月に新工場が稼働したほか、同国本部工場内にアルミニウムふたとキャップの生産ライン増設を計画中で、年間3億~5億元の増収を見込む。

 同社は昨年、東南アジアでの1~5月売上高が15億6,000万元だったが、今年は前年比20%増の42億元に上ると証券会社は予測している。