ニュース 建設 作成日:2016年6月20日_記事番号:T00064782
2017年8月に台北市で開催される夏季ユニバーシアードの開幕まで約400日となる中、競技会場の整備改修工事のほとんどが未発注の状態であることが分かった。市政府は工事は間に合うとの認識を明らかにしているが、柯文哲市政による対応のまずさに批判が集まっている。20日付蘋果日報が伝えた。
夏季ユニバーシアードをめぐっては、メーン会場の台北文化体育園区(通称・台北ドーム)の工事が中断したままとなっているほか、台北市政府体育局が先月、台北市議会に提出した資料によれば、競技会場の整備改修工事52件のうち、入札が完了したのは台北体育館のバドミントン会場の1カ所だけという状況だ。その他の工事は10件が入札手続き中、残りが審査設計段階だという。
市政府は「工事のペースはコントロール可能な範囲内であり、遅くとも来年4月までに完成できる」としているが、市議会では「国際的な恥さらしだ」との批判も聞かれる。
トップが相次ぎ交代
大会の運営体制も不安だらけだ。大会組織委員会の副執行長を務めていた洪嘉文・市体育局長が19日に辞任したのをはじめ、執行長に至っては、周麗芳元副市長、陳銘薫・行政院研究発展考核委員会(研考会)元主任委員、邱大展元参議の3人が相次いで辞職し、現在は高雄市政府の蘇麗瓊秘書長が兼任している状態だ。目まぐるしくトップが代わり、司令塔不在で、市議からは「無事に開催できれば御の字だ」とするため息混じりの声も漏れている。
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