靴小売りチェーンの阿瘦皮鞋（ＡＳＯ）は、不景気で靴市場が全体で２割減収という厳しい状況にあることから、今年は機能性靴下の販売を強化する。来年には別途子会社を設立する計画だ。19日付蘋果日報が伝えた。
阿瘦皮鞋は既に機能性靴下を10年前から販売しており、年間１億台湾元（約３億円）の売り上げがある。同社は７月にも「機能性靴下専門グループ」を設置した上で、来年にも独立した事業部門とし、靴下を単なる付属商品から独立した商品カテゴリーへと格上げする。
阿瘦皮鞋の機能性靴下は、抗菌、汗の揮発性、防臭の性能が優れた「竹炭靴下」で、これまでは靴小売店の片隅で売られてきたが、３月以降、量販店での販売やインターネット通販も開始した。今後はフィットネスクラブ、スポーツ用品店などへの売り込みも図る。
一方、阿瘦皮鞋は現在、台湾全土に200店舗を展開している。百貨店テナント以外の独立店は180店舗だが、今年は「第２世代デジタル店舗」への改装を10店舗で進める。第２世代店舗は既に23カ所を展開している。
