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佳世達の第三者割当増資、友達が全額引き受けか


ニュース 電子 作成日:2008年3月31日_記事番号:T00006479

佳世達の第三者割当増資、友達が全額引き受けか

 
 佳世達科技(Qisda)は28日、50億台湾元(約163億円)の第三者割当増資を実施することを取締役会で決議した。引き受け先は明らかにされていないが、液晶パネル大手の友達光電(AUO)が全額を引き受けるとの見方が浮上している。29日付経済日報が伝えた。

 発行される新株は2億2,000万株で、発行価格は1株22.11元。友達は現在佳世達に5.12%を出資しており、同社が全額を引き受けると持ち株比率は17.27%で筆頭株主としての地位を固める。佳世達にとっては、明基友達グループ企業である友達が増資を引き受けることで、経営の安定化を図る狙いがあるとみられる。

 今回の増資により、佳世達の資本金は176億5,100万元となり、希釈化後の1株当たり利益は3.6元前後となる見通しだ。増資は4月11日までに終了し、資金は運転資金と財務基盤の強化に充てるとしている。増資引き受け先には3年間のロックアップ期間が設けられる。