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国泰金控の16年成長率予測、0.8%に下方修正【図】


ニュース その他分野 作成日:2016年6月21日_記事番号:T00064815

国泰金控の16年成長率予測、0.8%に下方修正【図】

 国泰金融控股(国泰金控)と台湾大学の産学連携チームは20日、2016年の台湾域内総生産(GDP)の成長率予測値を0.8%へと、3月時点の1.6%から0.8ポイント下方修正した。16年のGDP成長率予測では、台湾綜合研究院(台綜院)が先週、シンクタンクとして今年初めて1%以下の予測を示したが、今回はそれをさらに下回った。21日付経済日報などが報じた。

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 同チームは、上半期のGDP成長率について輸出不振などの影響からマイナス0.5%と予測。下半期は2%前後の成長を見込むが、今年のGDP成長率1%を保つためのボーダーラインは2.5%のため、通年では1%を割り込むとみている。

 国泰金控が同日発表した6月の国民経済信心調査(庶民指標)によると、景気展望楽観指数が前月比15.2ポイント上昇してマイナス8.5ポイントに改善、経済気候観測も今後悪化する確率が低下する見通しで、景気の谷底は既に過ぎたとの見方だ。また調査回答者の6割が下半期の台湾株式市場の動向に最も影響がある要素として「台湾経済の見通しと蔡英文新政権の政策」を挙げ、新政権に期待を寄せていることが分かった。