ニュース 社会 作成日:2016年6月21日_記事番号:T00064817
彰化県員林市のごみ収集隊は、8年前にクジャクを飼育することになったため、大型の鳥小屋を設置したところ、市民が面倒を見られなくなったペットの鳥を持ち込むようになり、さながら動物園のようになっている。
員林市のごみ収集隊は8年前、オスのクジャクをペットとして飼っていた住民から「近隣から鳴き声がうるさいと苦情を受けているため、引き取ってくれないか」との相談が持ち込まれた。クジャクは縁起の良い鳥でもあることから同隊で飼育することにしたが、オスのクジャクは発情期になると羽根を大きく広げるため、小さな小屋ではスペースが足りないと考え、広さ15坪の大型の鳥小屋を設置した。
するとその後、オスのクジャクが1羽だけでは寂しいだろうとある住民が隊にメスを1羽プレゼント。この2羽は相性が良かったらしく次々と卵を生み、そのうちの3羽が2年前に人工ふ化で誕生し、既に成鳥に育っている。
また、鳥小屋のうわさを聞きつけた多くの市民が自分の家で飼い切れなくなったペットのアヒルやレース用のハト、闘鶏用のニワトリ、台湾では珍しいマガモなどを相次いで隊に持ち込むようになり、現在、鳥小屋ではさまざまな鳥がともに暮らすようになった。
さらに鳥だけでなくカメやウサギ、ブダイなどの魚も持ち込まれ、同隊は小さな動物園と化しており、周辺の中学校や幼稚園の課外授業に利用されるまでになっている。
員林市ごみ収集隊の白滄行隊長によると、時間のある時に隊員が周辺の空き地で育てた野菜類や食事の余りをエサとして動物たちに与えているそうで、暇な時の楽しみになっていると笑う。ただ、これ以上増えても困るため、市民には命を大切にし、ペットは最後まで責任をもって面倒を見るよう呼び掛けている。
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