ニュース 電子 作成日:2016年6月23日_記事番号:T00064847
富士通とパナソニックの半導体システムLSI(大規模集積回路)事業を統合した新会社で、SoC(システム・オン・チップ)設計・開発のソシオネクストは22日、台湾にソリューションラボを開設した。同社の最新技術やアプリケーションを、台湾のメーカーと消費者に迅速に展示し、最新のカスタマイズサービスを提供する。同社は台湾に、アジアや欧米などの国際市場に展開するベースとなる役割を期待している。23日付経済日報などが報じた。
台湾ソリューションラボは敷地64坪、業界で初めてフルスペックの動画圧縮規格H.265のエンコードチップや、イメージングプロセッサー「ミルビュー」などを体験できる。展示内容は3~6カ月で更新する。
22日行われた記念式典には、ソシオネクストの井上あまね社長も出席。式典前のメディアとの懇談の席で、同社のチップ製造とパッケージング・テスティング(封止・検査)の9割を5年以内に台湾に委託することを明らかにした。今後、台湾積体電路製造(TSMC)や聯華電子(UMC)、大手パッケージング・テスティングメーカーが恩恵を受けるとみられる。
台湾ソシオネクストは今年4月の設立。現在、台湾の4K高画質テレビやネットワーク向け技術の研究開発(R&D)などに取り組んでいる。また、同社の重要な映像処理器チップは既に台湾のファウンドリーで生産しており、4年後に16ナノメートル製造プロセスを導入する予定だ。
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