ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中国との対話は「それぞれの解釈」が前提=馬英九次期総統


ニュース 政治 作成日:2008年4月1日_記事番号:T00006486

中国との対話は「それぞれの解釈」が前提=馬英九次期総統

 
 陳水扁総統と馬英九次期総統との会談が1日午前、台北賓館で行われ、馬次期総統は「一つの中国、それぞれの解釈」のいわゆる「1992年の共通認識(92共識)」で、中国側が「それぞれの解釈」を認めないのであれば、対話を行う考えはないと表明した。
T000064861

総統選挙後初めての新旧総統の顔合わせとなった(中央社)

 92共識について陳総統は、「そもそも最初から存在せず、具体的な内容がない」と述べた上で、「これを対話再開のメカニズムにするのであれば、どのような方向に向かって行くのか不確定だ」と懸念を指摘した。

 これに対し馬次期総統は、「私が台湾を愛する心は陳総統に劣らない。最低限の国家主権と尊厳は維持し、対岸(中国)が『一つの中国だけがあって、それぞれの解釈はない』という立場をとるのであれば、対話は行わない」と回答した。

 馬次期総統はさらに、陳総統が00年の就任演説で宣言した「台湾独立を宣言しない」などの「四つのノー」について、「非常に賛成で、今後表現は若干変えても、安定のための力量であり続ける」という考えも示した。