ニュース 運輸 作成日:2016年6月23日_記事番号:T00064866
中華航空(チャイナ・エアライン)の客室乗務員らが加入する業界労働組合、桃園市空服員職業工会が21日にストライキ権を確立し、夏休み期間中にストを決行する姿勢を示しているほか、200人以上のパイロットが休暇を申請していることを受けて、同社は7~9月にかけて台湾~日本線の100便以上を一時的に運休すると表明した。23日付経済日報が報じた。
何氏は交通部高速鉄路工程局長、北米事務協調委員会委員などを歴任している(23日=中央社)
運休するのは▽CI108/CI109便(桃園~成田)▽CI194/CI195便(桃園~新千歳)▽CI152/CI153便(桃園~関西)──など代替性が高く、予約数が比較的少ない便となる。
ただ日本線は人気路線で、かつ利用が増える夏休みシーズンの減便は、同社第3四半期の業績に打撃を与えると懸念されている。
今回の運休により航空券がキャンセルされる場合、購入者への返金では手続費用を徴収しないと説明している。また同社では運休に加え、使用する機体を大型機から小型機へ変更してストに備えることも検討している。
なお交通部を最大株主とする中華航空の董事長人事について行政院は22日、台湾桃園国際機場捷運(桃園空港MRT)運営会社、桃園大衆捷運(桃園メトロ)の董事長で、民進党陣営との関係が深い何煖軒氏を就任させることを決定した。中華航空では新たな航空機や航空エンジン調達の際の費用が数百億台湾元(1元=約3.25円)規模に上り、欧州連合(EU)や米国と良好な外交関係を築く上で重要なカードとなるため、同社の董事長と総経理人事は総統府および行政院の承認を必要とする。
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