ニュース その他製造 作成日:2016年6月24日_記事番号:T00064895
経済部統計処が23日発表した5月工業生産指数は108.48ポイントで、前月比5.69%上昇、前年同月比1.89%上昇し、13カ月ぶりにマイナス成長を脱した。全体の約9割を占める製造業の生産指数も109.35ポイントで前月比5.9%上昇、前年同月比は1.93%上昇と昨年4月以降で最高となった。楊貴顕同処副処長は、通信機器用チップの受注増からIC生産が拡大したことが要因と説明した。24日付工商時報などが報じた。
業種別では、電子部品が前年同月比4.92%上昇、中でもIC産業の指数が169.06ポイントと7.27%上昇と昨年5月以降で最大の上昇幅を記録し、過去2番目に高い数値となった。下半期に発売を控えているスマートフォン向けの生産拡大によるものだ。その他、ベースメタル(基本金属)は、国際鉄鋼価格とニッケル価格の上昇、および川下顧客が在庫を積み増したことで3.53%上昇、コンピューター・電子製品および光学製品はバーチャルリアリティー(VR)製品の発売などから2.25%上昇した。
統計処は、工業生産指数のプラス成長回復について、本当に谷底を脱したかは依然観察が必要との立場だ。6月も前年同月比約1%成長するとの予測だが、米国の利上げ動向や国際原油価格の推移、中国の紅色供給網(レッドサプライチェーン)による影響を引き続き見ていく必要があるとした。
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