ニュース 金融 作成日:2016年6月27日_記事番号:T00064918
中央銀行(中銀)が24日発表した5月の通貨供給量(マネーサプライ)統計によると、株式市場への投資待機資金の指標となるM1B(現金通貨と預金通貨)の年伸び率は6.3%、市場への資金供給を表すM2(現金通貨、預金通貨、定期預金など準通貨の合計)伸び率は4.14%と、M1Bの伸び率がM2の伸び率を上回り、上げ相場の指標とされるゴールデンクロスが9カ月続き、その差は前月の1.65ポイントから2.16ポイントまで拡大した。25日付工商時報などが報じた。
M1Bの伸び率は前月と同じだったが、M2の伸び率は0.51ポイント低下した。中銀は、米利上げ観測の再燃による29億900万米ドルの外資純流出のほか、台湾元の下落による企業のドル建て資金調達で、5月末時点の外貨預金残高が4兆8,383億台湾元(約15兆円)と前月比1,209億元減少したことを挙げた。
5月末時点の外国人の台湾元預金残高は前月と同じ1,693億元で、2004年1月以来の最低だった。
ただ、M1Bの平均残高は15兆4,700億元、M2は40兆5,000億元で、どちらも前月より高かった。中銀関係者は、市場に十分な余裕資金があり、英国の欧州連合(EU)離脱決定後も比較的余裕があると予想した。
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