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台北101の陳董事長財政部が適性検討を指示


ニュース 建設 作成日:2008年4月1日_記事番号:T00006494

台北101の陳董事長財政部が適性検討を指示

 
 「台湾一の美人董事長」として有名な台北101ビルの陳敏薫董事長について、財政部は同ビルの最大民間株主である兆豊銀行に対し、適任かどうか判断するよう正式な文書で求めたことを明らかにした。1日付工商時報が報じた。

 財政部の動きは、台北101ビルの赤字経営に対し、国民党の孫大千、頼士葆の両立法委員が、陳董事長は不適任だとして更迭を求めたことに対応したもの。陳董事長は民進党の支持者で、総統選での国民党の馬英九氏の大勝を受けて、これまで陳董事長を支持していた財政部の姿勢に変化が生じたとみられている。

 内部事情に詳しい人物によると、民間株主は早くから陳董事長の能力に疑問を抱いていたが、政府資本が陳董事長支持の立場だったため言い出すことはなかった。財政部が適性検討を指示したことで、陳董事長が政権交代後も果たして留任できるかどうか注目される。