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陳経済部長、ガソリン価格凍結解除を強烈に提言


ニュース 石油・化学 作成日:2008年4月1日_記事番号:T00006497

陳経済部長、ガソリン価格凍結解除を強烈に提言

 
 台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)が、先月29日からガソリンの小売価格値上げに踏み切った一方で、政府系で業界最大手の台湾中油が凍結を継続する中、陳瑞隆経済部長は31日午前、立法院経済委員会において行政院に対し「官職を失っても、(ガソリンの値上げを)強く提言する」と語った。1日付経済日報などが報じた。

 同日午後、陳部長は邱義仁行政院副院長と会談し、ガソリン価格は適当な時期に値上げを実施すべきとの意見を伝えた。しかし、邱義仁副院長の凍結継続の考えは変わらず、陳部長は「ガソリン価格の調整は行政院が決定することで、経済部や中油が独自に決めることではない」と語った。ただ、辞職については「私が辞職しても値上げが実現することはない」と否定した。

 メディアの報道によると、域内5割以上が中油の値上げに賛成しているとされる中、張俊雄行政院長は1日、「4月は凍結を継続し、5月は国際的環境を考慮して決める」と語り、「(凍結継続を)政治的な観点から見ないでほしい」と要望した。