ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

シンテック、太陽電池モジュールに参入


ニュース その他製造 作成日:2008年4月1日_記事番号:T00006500

シンテック、太陽電池モジュールに参入

 
 カラーフィルター(CF)を生産する和鑫光電(シンテック・フォトロニック)は3月31日、太陽電池モジュール事業に新規参入することを明らかにした。年産25メガワットの生産ラインを建設し、来年にも量産開始を目指す。収入源の多角化を図り、CF市況による経営への影響を抑えるのが狙い。1日付経済日報が伝えた。

 工場の建設地は宜蘭県の利沢工業区を予定している。同社の林俊宇総経理は、「投資は数億台湾元(1元=約3.3円)規模で、資金運用上の問題はない」と話した。太陽電池モジュール産業では賃金コストが安い中国が優位に立っているが、林総経理は「台湾企業が競争するには設備の自動化をどこまで進められるかがカギになる」と指摘した。

 CF業界では、液晶パネル各社の内製化が進み、同社はCF単体での生き残りが将来的に困難になると判断した。

 本業のCF事業は短期的には好調で、第5世代製品の需要増により、同社工場はフル稼働状態だという。1~3月期の売上高は33億元を見込み、4~6月期も好業績を予想している。