ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

1月の工作機械輸出、欧州向けが大幅増


ニュース 機械 作成日:2008年4月1日_記事番号:T00006501

1月の工作機械輸出、欧州向けが大幅増

  
 1月の工作機械輸出は、ドイツ、フランス、スペインのユーロ圏や、インド向けが金額ベースで6割以上伸びたため、2大輸出先である中国と米国の落ち込みをカバーし、全体では前年同月比9.4%の成長となった。 
 
T000065011

 
 同月の中国向け輸出額は8,445万米ドルで、昨年同月比で16.3%減少した。中国向けの輸出減は珍しく、雪害による交通機関への悪影響、取引の落ち込みが原因とみられる。

 米国向けは同9.4%減の2,874万米ドル。サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題で、米国企業の投資意欲が減退している影響とみられる。

 一方、ドイツ向けの輸出は88.7%増の1,700万米ドルとなった。ドイツはトルコを抜いて、工作機械の輸出先として初めて3位となった。台湾区機器工業同業公会によると、ドイツは昨年より中低レベルを中心に台湾製の工作機械を大量に輸入している。東欧諸国に転送して使用するケースが多いと考えられる。このほか、1月はイタリア向けも67.4%、フランス向け75.3%、スペイン向け79%と、ユーロ高を背景にそれぞれ大幅に伸びた。

 台湾の工作機械輸出は5年連続で成長しており、今年も幸先の良いスタートとなった。