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中龍鋼鉄の高炉拡張計画、温室ガス削減策に理解


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2008年4月1日_記事番号:T00006502

中龍鋼鉄の高炉拡張計画、温室ガス削減策に理解

 
 中国鋼鉄系列のH形鋼メーカー、中龍鋼鉄(ドラゴン・スチール)が計画している第2期第2段階の高炉拡張計画(台中港)について、行政院環境保護署の専門審査グループは3月31日、4回目の審査を行い、川下業者の温室効果ガス排出量削減を支援することで、中龍本体の排出量枠を確保するとした同社の提案に理解を示した。今後書類の追加提出を経て、環境評価大会で正式に認められるかが注目される。1日付経済日報が伝えた。

 同日の審査で、委員8人のうち6人が「条件付き認可」に賛成した。中龍が環境影響評価通過の決め手として示した川下業者に対する温室ガス削減支援計画は、業界で初の試みで、具体性が評価された。このほか、台中県大肚山での植林計画も提示した。

 第2期第2段階の高炉拡張計画は、総面積が280ヘクタール。増設される高炉の生産能力は年間300万~500万トンで、ビレットの生産能力が同621万9,000トンに拡大する。投資額は少なくとも789億台湾元(約2,600億円)を見込む。