有料会員制の米系量販店、コストコ（好市多）は１日、９月から年会費を等級に応じて150～400台湾元（約480～1,280円）引き上げると発表した。年会費の値上げは、同社が1997年に台湾進出して以来初めてとなる。２日付蘋果日報が報じた。
９月からの年会費は▽金星主卡（ゴールドスターメンバー）、1,350元（従来から150元増、12.5％増）▽商業主卡（ビジネスメンバー）、1,150元（150元増、15％増）▽商業副卡（ビジネスメンバー追加会員）、900元（400元増、80％増）──。
コストコは値上げについて、米国本社の戦略で、米国では５年に１度値上げをしていると説明した上で、今後の完全週休２日制実施に伴う人件費の増加などとは無関係と説明した。
台湾のコストコ会員数は220万人で、そのうち金星主卡と商業主卡は140万人。今回の引き上げで２億1,000万元以上の増収になる計算だ。
コストコ全体の2014年純利益は20億6,000万米ドルで、会員費による売上高は24億3,000万米ドルだった。
