ニュース 金融 作成日:2016年7月4日_記事番号:T00065045
金融持ち株会社、富邦金融控股が中国の上海浦東発展銀行(浦発銀行)と合弁で中国に生命保険会社の設立を計画しているとの情報がある。4日付経済日報が伝えた。
蔡英文政権は、中国一辺倒の投資を多角化させる「新南向政策」を打ち出しているが、富邦金の蔡明忠董事長は先ごろ、「東南アジアの市場規模は大陸(中国)とは比べ物にならず、大陸市場への展開を継続する」と発言していた。
浦発銀行は中国全土に営業網を持ち、合弁生保会社の設立が実現すれば、中国全土での販売網を確保することになる。既に双方の幹部同士が接触しているという。
浦発銀行は、現在富邦金の全額出資となっている富邦華一銀行(ファースト・シノ・バンク、上海市)の元大株主で、同行の株式20%を富邦金に譲渡した経緯があり、双方には長期にわたる友好関係が存在する。
富邦金は2011年、生保の富邦人寿保険、損保の富邦産物保険が南京紫金投資集団と合弁で、江蘇省南京市に合弁生保「富邦紫金人寿」を設立することで合意し、中国保険監督管理委員会(保監会)に申請を行った。しかし、中国側が外資保険会社への免許発給を凍結したため、富邦金は今年1月、合弁合意を白紙撤回した。
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