ニュース 金融 作成日:2016年7月4日_記事番号:T00065047
外資系銀行の台湾子銀行が発表した資料によると、シティバンク(花旗銀行)、HSBC(匯豊商業銀行)、スタンダードチャータード銀行(渣打国際商業銀行)の台湾における従業員数はいずれも2010~12年をピークに減少を続けており、今年年初までの間に各行とも1,000人以上を削減したことが明らかとなった。利益の大幅な増加が見込めず、金融とIT(情報技術)を融合した「フィンテック」の導入が進むと予想される中、銀行員の就業状況は厳しさを増しそうだ。4日付蘋果日報が報じた。
11年に5,067人だったシティバンクの台湾従業員数は今年3月末時点で4,054人まで減少。HSBCは10年の3,449人から2,059人に、スタンダード・チャータード銀も12年の4,157人から4月末に3,154人まで減少している。一方でDBS銀行(星展銀行)のみ、12年の1,447人から、15年末に1,671人、今年2月末に1,669人と増加を続けている。
ただ既存の外資系銀行が台湾での事業を縮小する中、金融監督管理委員会(金管会)はこのほど、フランスの投資銀行、ナティクシスが台湾での支店開設を計画していると明らかにした。実現すれば欧米系銀行による10年ぶりの台湾支店設立となる。
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