ニュース 社会 作成日:2016年7月4日_記事番号:T00065051
台湾海軍によるミサイル誤射事件は、中国側にも波紋を広げた。
国台弁の張主任は報道陣からの「行政院大陸委員会から連絡を受けているか」との問いに「何も受けていない」と回答した(1日=中央社)
2日付蘋果日報によると、中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の張志軍主任は1日、「両岸(中台)関係の平和的発展と台湾海峡の平和と安全を守る中、こうした事態が起きたことによる影響は非常に重大だ」と述べ、台湾側に責任ある説明を求めた。
事件当日、中国・北京では折しも中国共産党の成立95周年大会が開かれ、習近平国家主席が演説で中台関係について、「1992年の共通認識(92共識)」の堅持や台湾独立への反対を強調していた。
もっとも今回のミサイルはあくまで人為的ミスによる誤射であり、中国側にも事態を長期化させる意図はなさそうだ。中国の国営新華社通信は、事故から7時間後、「システム検査時に誤射が起きた」と伝え、「挑発」とは見なさなかった。
ただ、仮に誤射されたミサイルが台湾海峡の中間線を越えていれば、中国人民解放軍はミサイル迎撃などの対応を取り、緊張が高まった可能性がある。台湾国防部は「異常な兆候は見られなかった」と説明した。
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