ニュース 電子 作成日:2016年7月6日_記事番号:T00065083
6日付電子時報によると、ノートパソコン受託生産大手、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)と聯想集団(レノボ)の合弁会社、聯宝(合肥)電子科技(LCFC)が、今年末までにレノボ向けにサーバーの生産を開始することを計画しているとの観測が業界で伝えられている。英業達(インベンテック)、緯創資通(ウィストロン)といった台湾のサーバー受託メーカーにとって脅威となりそうだ。
LCFCはノートPC生産においてレノボからの受注、およびコンパルからの人材と技術の支援を受けて急速に出荷量を伸ばしている。2015年4月~16年3月の出荷台数は1,886万台に達し、うちレノボ向けが約5割を占めた。さらに今年度は2,000万台を突破し、レノボ向け出荷比率は6割に拡大すると予測されている。
レノボはノートPCのグループ内生産率を高めることで新製品の開発や生産の外部委託における価格交渉にプラス効果を得ていることから、LCFCにサーバー製品を発注し、その生産能力向上を図る方針とされる。
サーバーの生産はノートPCに比べ人の手が関わる部分が多く、さらに製品規格に対する要求が多いことから、LCFCが大量出荷を開始するまでには一定の時間がかかるとみられる。しかし長期的に見た場合、業界の勢力図を書き換える可能性があるとして注目を集めている。
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