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エルピーダがDRAM値上げ、台湾業者は賛否両論


ニュース 電子 作成日:2008年4月1日_記事番号:T00006511

エルピーダがDRAM値上げ、台湾業者は賛否両論

 
 DRAM大手のエルピーダメモリが3月31日、4月のスポット価格を20%(前半と後半でそれぞれ10%ずつ)値上げする方針を発表したことを受け、台湾同業者から賛否両論の声が上がっている。1日付経済日報などが伝えた。
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 DRAM価格は供給過剰のため、ここ1年来値崩れが続いており、最大手のサムスン電子を除く主要メーカーは大幅な赤字を抱えている。

 力晶半導体(PSC)は、需要回復の兆しから価格引き上げの条件が整ってきたとしてエルピーダの値上げを楽観視する態度を示しており、南亜科技は、顧客との間で5~10%の値上げを検討中であることを明らかにした。

 一方、茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)などは、現段階では市場好転の形勢はなく、時期尚早との見方から慎重に見守る態度だ。マッコーリー証券は最新リポートで、DRAMオファー価格は来年第1四半期になってようやく上昇に向かうと指摘している。