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TPC、基隆にLNG受入基地建設へ


ニュース 石油・化学 作成日:2016年7月11日_記事番号:T00065149

TPC、基隆にLNG受入基地建設へ

 台湾電力(台電、TPC)は、協和火力発電所(基隆市)の燃料を重油から天然ガスに切り替える計画に合わせ、基隆港埠頭(ふとう)の水域に新たに埋め立て地を造成し、4カ所目となる液化天然ガス(LNG)の受入基地を建設する計画だ。第1期は2025年に完成させ、年間受け入れ能力は60万~70万トン、第2期が完成する30年には140万トンまで増やし、協和火力発電所に全て供給できるようにする。建設費用は概算で200億~400億台湾元(約625億~1,250億円)となる見通し。10日付中国時報が報じた。

 TPCは、今後基隆港務局と交渉し、来年経済部に実行可能性の評価を提出すると説明した。

 TPCによると、協和火力発電所は現在、第1~4号機の合計出力が200万キロワット(kW)で、これを天然ガス発電の2基に切り替えても計180万kWを確保できるという。またLNG受入基地を自社で建設、運営することで、台湾中油(CPC)などに運営を委託するより毎年20億元以上の費用を節減できる。天然ガスは海外から輸入するためCPCの顔色を見なくて済むと説明した。