ニュース 商業・サービス 作成日:2016年7月11日_記事番号:T00065151
台北市政府は、台北市大同区のロータリーに位置する円形の商業施設「建成円環」の経営不振が続いているため、同施設を撤去する方針を固めた。かつて夜市として栄えた建成円環は、曲折を経て、ついにその歴史に終止符を打つことになった。10日付聯合報が伝えた。
建成円環のテナント契約は7月29日に期限を迎える。台北市政府産業発展局は9日、契約満了後の対応に関する説明会を開き、住民との協議で撤去の方向性が固まった。
産業発展局の林崇傑局長は「来年の夏季ユニバーシアードまでに撤去を完了し、緑地化する。その後の交通改善、利用方法については改めて話し合いたい」と説明した。
産業発展局は撤去費用を600万台湾元(約1,900万円)、緑地化費用を1,100万元と見込んでいる。
建成円環は1960年代以降、台北最大の夜市として栄えた時期もあったが、90年代に相次いだ火災で営業が低迷。2003年にガラス張りのレストラン街へと改築された。しかし、改築後も訪れる人はまばらで、営業と一時閉鎖を繰り返し、現在は聯広伝播集団の余湘董事長が施設を借り受け、運営している。
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