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カナダ産牛肉、輸入再開を決定


ニュース 農林水産 作成日:2016年7月11日_記事番号:T00065154

カナダ産牛肉、輸入再開を決定

 衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)は7日、カナダ産牛肉の輸入を条件付きで8日から解禁すると発表した。これにより、米国産牛肉の輸入解禁も近づいたとの見方が浮上している。8日付中国時報が伝えた。

 カナダ産牛肉は、健康で月齢が30カ月以下であり、特定危険部位を取り除き、基準を満たす工場で加工され、獣医の監督を受け、証明文書を添付していることが輸入条件だ。

 カナダ産牛肉は、昨年2月に同国アルバータ州で牛海綿状脳症(BSE)が発生したことから台湾への輸入が禁止されていた。TFDAは昨年11月にカナダでの現地調査を行い、今年3月に専門家会合を開いた結果、BSEのリスクは極めて低く、管理を強化すれば輸入しても差し支えないとの判断を下した。

 中華民国消費者文教基金会(消基会)の游開雄副董事長は「衛生福利部が少数の工場のみを検査して、輸入解禁を決めたことは、消費者にとっては大きな懸念材料だ」として反発している。