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ベトナムの魚大量死、「台プラ製鉄所原因説」に疑問


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2016年7月12日_記事番号:T00065174

ベトナムの魚大量死、「台プラ製鉄所原因説」に疑問

 ベトナム中部沿岸での魚の大量死問題について、当局が台塑集団(台湾プラスチックグループ)の大型製鉄所、フォルモサ・ハティン・スチール(台塑河静鋼鉄興業、FHS)に原因があると結論づけたことに対し、台プラグループ傘下、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)の洪福源副董事長は11日、問題となった海域6カ所で4月23日と5月5日に行った調査データを公表し、「魚の死因とされるフェノールおよびシアン化物の数値はベトナムの国家基準、さらには製鉄所建設前の水準より低かった」と指摘。ベトナム政府の結論に疑問を投げ掛けた。12日付自由時報が報じた。

 FHSはベトナム当局の発表を受けて、5億米ドルの賠償金支払いを表明したが、立法院の外交国防委員会は同日、台商(海外で事業展開する台湾系企業)の権益保護のため、政府に事態を解明するよう求めた。これに対し、僑務委員会(僑委会)の呉新興委員長は、行政院、外交部、経済部などに報告を行い、2週間以内に対策を講じると表明した。

 ベトナムの国家基準では海水に含まれるフェノールの基準値は1リットル当たり0.03ミリグラム(mg)以下、シアン化物は同0.01mg以下となっているが、洪副董事長が公開した水質調査の結果によると、フェノールは0.01mg以下、シアン化物は0.004mgとなっていた。