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作成日:2008年4月2日_記事番号:T00006519
義歯治療のついでに台湾観光、しめて70万元
カナダ人女性のスーザンさん(40)は、観光と歯の治療を兼ねて台湾を訪れた。本国の約半額でセラミック製の義歯25本を入れ、1カ月間70数万台湾元(約235万円)をはたいて台湾観光を満喫し、意気揚々と帰国の途に就いた。
40歳のスーザンさんは、華人の友人に勧められ、高雄長春牙医診所の歯科医、陳永崇氏と連絡を取り、まずメールやチャットで問診を受けた。このやりとりで台湾の歯科医療水準の高さ、義歯の品質の良さ、治療費の安さに心を動かされたスーザンさんは、昨年末、1カ月のビザを取得して単身台湾を訪れることを決めた。
陳医師と同医診所の謝順得院長は、総合的に判断した結果、スーザンさんの口腔の歯の抜けた部分に1カ所本人の歯を移植するほかは、すべてセラミック製の義歯、合計25本を入れることに決めた。
治療には1カ月かかると知っていたスーザンさんは、陳医師に墾丁、愛河、太魯閣などの観光地を紹介してもらい各地を飛び回った。また、台湾グルメ食べたさに、特別に仮歯を作ってもらい、見て、食べて、と思う存分台湾を楽しんだ。
1度ビザの期限が切れて出国、マカオ観光も楽しんだ翌日には台湾に戻り、全35日間の治療を終えた。帰国の際は、「来た甲斐があった」とご満悦の様子だった。