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損保業界の上半期収入8%増、自動車保険がけん引【図】


ニュース 金融 作成日:2016年7月14日_記事番号:T00065233

損保業界の上半期収入8%増、自動車保険がけん引【図】

 損害保険業界団体、中華民国産物保険商業同業公会(産険公会)がまとめた統計によると、損保業界の上半期の保険料収入は743億台湾元(約2,400億円)で前年同期比8.36%増となった。特に収入の過半を占める自動車保険料収入(自動車損害賠償責任保険、任意保険など)が前年同期比9.8%増の395億元となり、全体をけん引した。14日付工商時報が報じた。

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 業界関係者は、今年1月から施行された新車買い替え時の貨物税(物品税)減税措置により、新車購入が増加したためと背景を説明した。

 また健康保険料収入(傷害保険、医療保険など)が8億8,200万元で前年同期比17%の大幅増となった。業界関係者は、損保会社の健康保険料は比較的安く人気があること、比較対象となる昨年同期の数値が低かったことを理由に挙げた。

 また、施設賠償責任保険の収入も前年同期比10%以上増加した。業界関係者は、昨年6月に新北市のウオーターパーク、八仙水上楽園で起きた粉じん爆発事故を受け、各県市の責任者が公共の場所や屋外でのイベントのための保険金額を増やしたためと指摘した。

 保険会社別の保険料収入成長率では、国泰世紀産物保険(キャセイ・センチュリー・インシュアランス)が15.66%で首位。新光産物保険が10.83%、富邦産物保険が10.46%と続いた。