ニュース 金融 作成日:2016年7月19日_記事番号:T00065314
台湾の銀行業界では最近、金融とIT(情報技術)を融合した「フィンテック」を積極的に導入するとの表明が相次いでいるが、銀行によるフィンテック関連の特許取得件数は最多の国泰世華銀行(キャセイ・ユナイテッド・バンク)でも11件にとどまり、政府系8行はいずれも0件で、実際の取り組みは消極的と19日付自由時報が報じた。
経済部の統計によると現在、台湾の金融機関によるフィンテック関連の特許取得数上位5行は▽国泰世華銀、11件▽中国信託商業銀行(中信銀、CTBCバンク)、4件▽聯合信用卡処理中心(NCCC)、4件▽永豊銀行(バンク・シノパック)、3件▽中国信託金融控股(中信金、CTBCフィナンシャル・ホールディング)、2件──となっている。
一方、非金融業者による関連特許の申請数は比較的積極的で、2006年~今年5月の申請件数は2,185件となっているが、実際に特許権が認められたのは497件にとどまっている。
また過去10年間の外国企業による台湾でのフィンテック関連の特許申請では、中国企業が最も積極的で、うち阿里巴巴(アリババ)グループによる申請が150件で最多。これにインターネットサービス大手、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)の41件が続いた。ただ、実際の特許取得件数では楽天の73件がトップとなっている。
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