ニュース その他分野 作成日:2016年7月19日_記事番号:T00065319
アジア開発銀行(ADB)は18日発表したアジア経済見通しで、台湾の今年の域内総生産(GDP)成長率予測を1.1%と従来予測より0.5ポイント下方修正した。1%以上は維持したものの、いわゆる「アジア四小龍」(台湾、韓国、香港、シンガポール)の中で最低だった。19日付工商時報が報じた。
ADBは、輸出が主力の台湾は外需の不振を受け、第1四半期の経済成長率が0.7%にとどまり、第2四半期の経済指標も大きな改善がみられなかったと指摘。政局の不透明感から投資が減少し、短期内に経済が回復する確率は低いと予測した。17年の経済成長率予測も従来予測から0.2ポイント引き下げ、1.6%とした。
「アジア四小龍」の16年成長率予測は、▽韓国、2.6%(17年2.8%)▽シンガポール、2%(2.2%)▽香港、1.5%(2%)──だった。インドは個人消費と地方の成長が著しく、今年7.4%、来年7.8%の高い予測だった。中国は、財政と通貨政策で成長が続き、今年6.5%、来年6.3%と予測した。アジア新興国の16年の成長率は5.6%、17年は5.7%と予測した。
魏尚進ADBチーフエコノミストは、英国の欧州連合(EU)離脱決定は新興国の株価に衝撃をもたらしたが、短期的なもので、実体経済への影響は小さいとの見方を示した。
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