ニュース 社会 作成日:2016年7月19日_記事番号:T00065322
台南市では最近、老街(清朝や日本統治時代の町並みが残るエリア)や夜市(ナイトマーケット)などで日本の浴衣姿で散策する女性を見かけることが多くなっている。地元の民宿が宿泊客に浴衣の無料貸し出しサービスを導入したところ予想以上の反響があり、多くの観光スポットで浴衣のレンタル店が次々と出現している。
カップルや友達同士で浴衣を着て写真を撮る人を目にする機会も増えている(台南花和服出租浴衣体験フェイスブックより)
台南の「浴衣ブーム」のきっかけとなった民宿の経営者は、かつて日本へ留学した経験を基に、「夏に浴衣を着て花火を見る」という風情を台湾でも再現したいと考えて無料貸し出しサービスを始めたそうだ。
このブームについては市内の老舗商店などからも、台南と日本は関係が深いため、浴衣姿は古い町並みに違和感なく溶け込んでいると好評を得ているようだ。台南市観光局の王時思局長も「浴衣文化と古都・台南は非常にマッチする」と指摘。最近では関子嶺温泉が浴衣イベントを開催するなど観光業の発展に一役買っていると歓迎している。
現在では、大東夜市、台南孔子廟、赤崁楼、温泉地など市内の人気観光スポット周辺に浴衣のレンタル店が出現しているほか、写真館やデザート店でも浴衣を着て写真が撮影できるサービスを行うようになっている。
さらに清時代の雰囲気を残す同市安平区には、チャイナドレスを貸し出す業者も出現。一部業者は衣装の貸し出しに加え、プロによるメイクや写真撮影のサービスを5,000台湾元前後で提供しており、こちらもレトロな雰囲気を満喫したい若いカップルなどに利用が増えているようだ。
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