ニュース その他製造 作成日:2016年7月20日_記事番号:T00065334
通信キャリア大手、遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)は19日、機能性生地大手、宏遠興業(エベレスト・テキスタイル)に、位置情報などのデータを近くの端末に通知する「ビーコン」を用いた台車の管理システムなどを導入すると発表した。20日付工商時報が報じた。
遠伝は、エベレスト向けに製造実行システム(MES)と統合基幹業務システム(ERP)を導入する。これにより、生産機器や製造工程、作業員の管理の最適化を図る。さらにビーコンを用いて台車を管理し、製造工程で異常がないかを管理する。
高錦雀エベレスト副総経理は、同サービスの試験導入で、織布の染色工場、紡織工場の作業効率向上、ミス減少などの効果があり、納期が改善し、受注が増加したと説明した。
エベレストは、これまでに遠伝とスマート衣料専用のモバイルアプリでも提携しており、両社の関係は緊密化していると指摘した。
市場調査会社、IDCの統計によると、台湾のモノのインターネット(IoT)の応用に関する市場規模は、今年1兆2,000億台湾元(約4兆円)を突破する見通しだ。多くの企業が生産ラインの改善や人件費の削減のためIoT導入を進めている。
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