ニュース 石油・化学 作成日:2016年7月20日_記事番号:T00065336
工業技術研究院(工研院)は19日、微細藻燃料および微細藻類による炭素固定作用に関する特許技術を運用し、微細藻養殖モデルシステムの構築と研究開発(R&D)センターの設立について台湾水泥(台湾セメント、台泥)と提携契約を締結した。今後、同社の花蓮・和平工場の屋外に20ヘクタールの大型養殖場を建設し、炭素固定作用の活用を進める。工研院によると、1年間で4,800万トンの二酸化炭素(CO2)削減が見込めるという。20日付工商時報が報じた。
工研院と台湾セメントの過去5年の研究の結果、今回の商業化、生産拡大に至った(19日=中央社)
また同養殖場では保健食品や化粧品の原料として利用されるアスタキサンチンを微細藻類から生産する計画だ。台湾セメントの辜成允董事長は、アスタキサンチン粉末の市場価格を1キログラム当たり2万台湾元(約6万6,000円)とすれば、同養殖場では1ヘクタール当たり年間4億元の生産額が見込め、化粧品や保健食品など加工製品を含めた場合、潜在的な生産額は100億元を超えると強調した。
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