ニュース 運輸 作成日:2016年7月20日_記事番号:T00065344
台北都市交通システム(MRT)を運営する台北大衆捷運公司が新社会人になる大学卒業生、兵役を終える男性の計3,000人を対象にMRTに150回無料で乗車できるキャンペーンを実施していることが批判を浴びている。20日付自由時報が伝えた。
MRT側は「新社会人への優遇措置はMRTによる通勤族になってもらうことが狙いだ」と説明するが、通勤族は「主な乗客層ではない新社会人に、経費を優先的に充てて、定期券や通常運賃の値下げはない」「優遇するなら新規顧客ではなく、既存の通勤族が先だ」などと不満を漏らしている。
台北市議会の王鴻薇議員は、最低運賃の20台湾元で計算すると最低でも総額900万元(約2,990万円)の経費が掛かると指摘。新社会人は既にMRTやバイクに乗る生活に慣れており、効果があるかどうかは疑問だと話した。
優遇措置の適用を受けるには、対象者が8月10日までに専用アプリをダウンロードし、オンライン登録を済ませる必要があり、利用期間は9月1日から11月30日までとなる。
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