ニュース 電子 作成日:2016年7月22日_記事番号:T00065384
スマートフォンのサプライチェーン関係者によると、スマホの中央処理装置(CPU)がオクタコア(8コア)世代に入って以降、ハード面でのスペック向上が需要の拡大につながらず、平均販売単価(ASP)下落が止まらない現状の中、クアルコムや聯発科技(メディアテック)によるマルチコアCPU開発が停滞状態に陥っている。22日付電子時報が報じた。
業界関係者によると、最近の市場では中国の新興ブランドの勢力拡大が目立っており、その成功は製品の質感と良品率の向上が要因とだという。実際、深圳市金立通信設備(Gionee)、広東欧珀移動通信(OPPO)、維沃移動通信(vivo)といった新興ブランドは大幅なスペックの向上や、販促キャンペーンを実施していないにもかかわらず、今年の出荷台数で中興通訊(ZTE)や聯想集団(レノボ)といった大手ブランドを上回っている。
またメディアテックは今年、最新世代10コアのハイエンドSoC(システム・オン・チップ)「Helio X30」の量産開始を計画しているが、スマホ顧客は依然として1,000人民元(約1万6,000円)前後の低価格製品に注力し、CPUのオファー価格下落が続く中、マルチコアCPU開発にブレーキがかかっている状況だ。
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