ニュース 電子 作成日:2016年7月22日_記事番号:T00065387
バーチャルリアリティー(VR)対応ヘッドマウントディスプレイ(頭部装着ディスプレイ、HMD)の相次ぐ発売などを受けて、4元系発光ダイオード(LED)が供給不足に陥っており、同分野で世界最大手の晶元光電(エピスター)は10月までの受注を得ている。同社は第3四半期、4元系LEDの生産ラインがフル稼働となる見通しだ。受注内容が良ければ、稼働を取りやめている設備の再稼働も視野に入れている。22日付工商時報が報じた。
張世賢同社副総経理は、VR機器は1台当たり30~40個の赤外線LED(IR LED)を使用するため、4元系LEDの需要を押し上げていると説明した。また、世界でテロが頻発する中、空港で使用するセキュリティーセンサーの需要が高まった他、スマートフォン、ウエアラブル(装着型)端末、工業用センサーの需要拡大も4元系LEDの供給不足の要因となっていると指摘。「過去数年見なかったほど良好だ」と現在の受注状況を説明した。
エピスターは、4元系LEDの売上比率が20~25%で、超高輝度赤外線LEDを主力としている。同製品の価格が同じサイズの青色LEDの数倍で、同社の安定した収益基盤となっている。
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