ニュース 電子 作成日:2016年7月22日_記事番号:T00065389
タッチパネル最大手、宸鴻集団(TPKホールディング)傘下の達鴻先進科技(CANDO)は、負債が資産を大幅に上回る債務超過のため、董事会で破産申し立てを決議した。TPKは、損失計上が済んでいるので、同社の財務に大きな影響はないと説明した。22日付経済日報が報じた。
CANDOは6月末時点で総資産71億2,600万台湾元(約235億円)、負債93億9,000万元で、総資産が負債を下回り、公司法(会社法)と破産法に基づき、裁判所に破産を申し立てると説明した。
CANDOの主要顧客はTPKで、第4.5世代工場2基を擁し、生産能力は15万枚。タッチパネル搭載ノートパソコン市場が伸び悩み、設備稼働率が低迷、中国のタッチパネルメーカーとの価格競争で追い打ちを受けた。
タッチパネル業界では、勝華科技(ウィンテック)が2014年に会社更生手続を申請した。
介面光電(Jタッチ)は昨年売上高が41億9,100万元で前年比57.5%減、純損失は26億1,800万元に拡大し、1株当たり純損失が18.63元と上場以来の最悪となった。債務超過で8月3日に上場廃止する。現在、株式の取引を停止している。
洋華光電(ヤング・ファスト・オプトエレクトロニクス)も昨年の1株当たり純損失が17.36元と、上場以来最悪となった。負債はゼロだが、タッチパネル業務を大幅に縮小している。
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