ニュース 商業・サービス 作成日:2016年7月25日_記事番号:T00065419
経済部統計処が22日発表した6月卸売業売上高は8,058億台湾元(約2兆6,700億円)で前月比3.6%増、前年同月比2.5%減と、17カ月連続で前年割れとなった。23日付工商時報が報じた。
中でもパソコン、モバイル端末などの機械器具業の売上高が前年同月比5.8%減少した。日本からのノートPCや液晶テレビの調達が縮小していることや、液晶パネルやメモリーの卸売販売の減少が要因だ。また、生地および服飾業も8.4%減少した。欧米の需要低下や在庫過多から、川下業者が調達に消極的だった。
小売業の6月売上高は3,358億元で、前月比0.2%増、前年同月比0.5%増だった。総合商品小売業が3.4%増で、うち百貨店が新店舗オープンなどにより3.2%増、コンビニエンスストアは連日の暑さによりアイスクルームなどの売れ行きが好調で3%増だった。飲食業の6月売上高は363億元で前月比3%減、前年同月比1.9%増だった。大手チェーン店の拡大や、端午節の連休(今年は6月9日~12日)で需要が伸びた。
なお7月売上高は、卸売業は依然前年割れとなる見込みだが、小売業と飲食業はプラス成長で、特に小売業は過去半年で最大幅の4%成長が見込まれる。夏休みなどの繁忙期であることに加え、自動車業で大きな買い物は縁起が悪いとされる旧暦7月「鬼月」(今年は8月3~31日)前の駆け込み需要が貢献するとみられる。
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