ニュース その他製造 作成日:2016年7月25日_記事番号:T00065422
経済部統計処が22日発表した6月の工業生産指数は107.61ポイントで、前月比0.81%下落、前年同月比0.88%上昇し、2カ月連続でプラス成長となった。指数の9割以上を占める製造業生産指数は108.76ポイントで前月比0.46%下落、前年同月比1.58%上昇した。同部は通信機器用チップの高い需要に応じて、IC生産が拡大したことが要因と分析した。23日付工商時報が報じた。
製造業の業種別では、電子部品業が前年同月比6.79%上昇と、過去2年で最大の上昇幅だった。中でもIC産業が14.59%上昇した。この他、ベースメタル(基本金属)は国際鉄鋼価格の上昇により1.57%上昇、化学材料は一部の石油化学企業が8~9月に定期点検に入るのを前に在庫積み増しを行ったことで1.03%上昇、コンピューター・電子製品および光学製品は、ウエアラブル(装着型)端末の販売好調から1.69%上昇した。しかし機械設備は11.48%下落、自動車および部品は1.75%下落だった。
統計処は、電子部品の販売増加により6月の製造業の在庫率は67.34%と昨年2月以降で最低となり、中でもICは43.43%と昨年11月以降での最低まで下落したと説明。7月の電子部品業もプラス成長が見込まれるが、昨年同月の数値が高いため、伸び率は約1%との見方を示した。一方、電子部品業以外の産業は依然観察が必要との見方だ。
なお第2四半期の製造業生産指数は前年同期比0.19%下落、上半期は2.58%下落だった。
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