ニュース 運輸 作成日:2016年7月28日_記事番号:T00065500
台湾でタクシーの車体色は黄色に統一されているが、交通部は車体色や料金設定の柔軟化を含め、タクシー業界に対する規制緩和を盛り込んだ「汽車(自動車)輸送業管理規則」の改正を検討している。スマートフォンアプリを通じた配車サービス「Uber(ウーバー)」などに対抗する意味合いがあるとみられる。28日付聯合報が報じた。
交通部は27日、「案はほぼ固まった。年末にも実施する」と説明した。
台湾ではウーバーが進出して4年がたつが、タクシー業界が激しく反発している。現時点でウーバーは「非合法」との扱いだが、消費者に広く受け入れられていることから、今後は合法化を視野にソフトランディングが図られるとの見方が根強い。
今回の規制緩和はそうした環境づくりの一環で、既存のタクシー業界がスマホアプリを利用して配車を行う「台湾版ウーバー」の導入に道を開くものだ。これまでのように車体を黄色にする必要はない。メルセデス・ベンツやBMWなど高級車の料金は高くするなど、異なる料金を設定できるのが特徴だ。
26日にはタクシー業界との法規調整会議が開かれたが、学識者や業界団体も政府の規制緩和方針に賛同した。
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