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6月景気対策信号、「後退傾向」を3カ月連続維持【図】


ニュース その他分野 作成日:2016年7月28日_記事番号:T00065502

6月景気対策信号、「後退傾向」を3カ月連続維持【図】

 国家発展委員会(国発会)が27日発表した6月の景気対策信号総合判断指数は20ポイントで前月と変わらず、景気対策信号は3カ月連続で後退傾向を示す「黄青」が灯った。4月に昨年から10カ月続いた景気信号「青(後退)」から抜け出して以降、「黄青」を維持している。28日付工商時報が報じた。

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 総合判断指数を構成する9項目のうち、「輸出額」が4%と前月比7.7ポイント上昇し、景気信号は「青」から「黄青」に改善した。一方、「機械と電気設備の輸入額変動率」は6.6%と前月比3.9ポイント下落し、「黄赤(過熱傾向)」から「緑(安定)」に転じた。

 一方、先行指数である領先指標は98.83ポイントで前月から0.18%上昇、一致指数の同時指標も99.98ポイントと0.51%上昇と共に4カ月連続で上昇しており、台湾の景気は落ち込みから反転したことが分かる。

 国発会は、下半期は携帯電話の新機種発売時期のため、電子部品業の需要が高まり、輸出額を押し上げると予測した。ただ、米大統領選挙や英国の欧州連合(EU)離脱決定など、海外要因が今後の輸出に影響を与える恐れもあるとした。なお夏休みの旅行シーズンや中元節(今年は8月17日)セールで個人消費は伸びるとみている。