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独立派ラジオ局の支局長が焼身自殺、総統選惨敗を悲観か


ニュース 社会 作成日:2008年4月3日_記事番号:T00006556

独立派ラジオ局の支局長が焼身自殺、総統選惨敗を悲観か

 
 独立派のラジオ局「海洋の声」の台北支局長、廖述炘氏(45)が2日午前1時ごろ、台北県新荘市の録音スタジオにガソリンを撒いて火を付け、焼身自殺した。総統選挙での民進党の惨敗に、前途を悲観したことが原因と推測されている。

 「海洋の声」は正規の放送事業者ではない、いわゆる地下ラジオ局で、台中、桃園、台北の3支局が昨年より国家通信伝播委員会(NCC)によって6回にわたる放送設備の差し押さえに遭い、廖氏も裁判所に4回出頭していた。NCCは2日前にも改めて廖氏を検挙しており、こうした状況が廖氏の気持ちをさらに落ち込ませたのではないかとみられている。

 「海洋の声」でパーソナリティーを務め、廖氏と10年以上の交友関係のある鄭新助氏は、「彼は台湾建国の希望が失われたと考えたのだろう」と声を落とした。