ニュース 金融 作成日:2016年8月3日_記事番号:T00065608
金融監督管理委員会(金管会)は2日、保険業界に台湾株への投資を促すため、保険会社のリスク対応自己資本(RBC)比率の国内外株式のリスク係数を調整した。3日付工商時報が伝えた。
リスク係数は台湾株で10%引き下げられる一方、海外先進市場の株式では6.6%、海外新興市場の株式では16.2%引き上げられた。台湾株の計算上のリスク度を低く設定することで、保険業が外国株式を売却し、台湾株に投資するよう仕向ける狙いがある。また、リスク係数計算時には個別銘柄の株価だけでなく、配当も反映させることにした。
金管会は今回の見直しで保険業界全体のRBC比率が平均で1~4%、業者によっては10%以上上昇すると予想。業界全体で台湾株に800億台湾元(約2,560億円)の追加投資を行う余裕が生じると試算している。
ただ、保険業界からは「アピール色が強い政策であり、実際の効果は小さいのではないか」との声が聞かれる。
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