ニュース 電子 作成日:2016年8月4日_記事番号:T00065627
4日付工商時報によると、宏碁(エイサー)は来年の株主総会で実施される役員改選で、陳俊聖(ジェイソン・チェン)世界総裁兼執行長(CEO)を董事長に就任させるもようだ。同社では過去3年足らずの間に施振栄(スタン・シー)氏、黄少華(ジョージ・ホアン)氏と交代が続いたが、両氏はいずれもいったん引退しており、経営の危機を救うための「中継ぎ登板」との意味合いが強く、来年、陳氏が董事長に就任することで正式な世代交代が実現する。
陳CEOは2013年末にエイサーがファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)から引き抜いた人物で、14年元日付で世界総裁兼CEOに就任して同社の経営改革を推進。陳CEO主導の下、エイサーは過去2年間で、中核となるパソコン以外の不採算事業からの撤退、組織再編を進めたほか、▽モバイル▽クラウド▽モノのインターネット(IoT)▽医療・介護▽スポーツスマートデバイス▽バーチャルリアリティー(VR)▽ロボット──など新興分野での展開を積極化し、9期連続の黒字を達成している。
ただエイサーは、今後の人事に関する計画について正式に発表するまでコメントしないとしている。
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