新興通信キャリア、台湾之星移動電信（台湾スターテレコム）は４日、第４世代移動通信システム（４Ｇ）使い放題サービスについて、１カ月のデータ通信量が一定の水準を下回った場合、１ギガバイト（GB）につき30台湾元（約96円）を返金する新たなプランを投入すると発表した。同様のプランは業界初。５日付工商時報が報じた。
台湾スターは、月額388元、599元、699元と３種類の４Ｇ使い放題プランを提供しているが、返金プランではそれぞれ、388元プランは月間通信量２GB、599元プランと699元プランは10GBを基準としてこれを下回った場合に返金を行う。
なお同社の４Ｇ使い放題ユーザー70万件のうち、月間通信量が10GBを下回るユーザーの比率は約66％に上るという。返金プランの導入により売上高に影響を受けるとの懸念について台湾スターの頼弦五総経理は、「年内にユーザー数が30％純増すれば増収が可能」と強調した。
