ニュース 金融 作成日:2016年8月5日_記事番号:T00065668
モバイル決済サービス事業者の台湾行動支付(TWMP)とマスターカードはこのほど、スマートフォンに内蔵するHCE(ホストカード・エミュレーション)方式のクレジットカードを発行するため銀行26行と提携した。うち14行が先行してサービスを開始する。5日付工商時報が伝えた。
HCE方式は、グーグルのモバイル端末用OS(基本ソフト)「アンドロイド」を搭載したスマートフォンで動作する。TWMPの趙揚清董事長は「台湾のスマホユーザーの8割がアンドロイドを使用しており、アンドロイド5.0以上のバージョンを使用しているユーザーであれば、すぐにHCE方式のクレジットカードを使用できる」と説明した。
HCEは近距離無線通信(NFC)を利用した決済方式でもセキュアエレメントを必要とせず、個人情報をクラウド上で管理するのが特徴。従来のTSM(信託サービス管理)方式で必要だったSIMカードの交換、クレジットカード再申請などの複雑な手続きが不要となるため、モバイル決済普及の起爆剤になると期待されている。
台湾では既に聯合国際行動支付(スマートキャッチ)もHCE方式の決済サービスを提供しており、銀行の大半はTWMPとスマートキャッチといずれも提携している。
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