ニュース 運輸 作成日:2016年8月5日_記事番号:T00065670
復興航空(トランスアジア航空)傘下の格安航空会社(LCC)、威航(Vエア)が、業績不振のため9月にも復興航空に吸収合併されることになった。復興航空の劉東明総経理は4日、交通部民用航空局(民航局)に同方針を説明。来週の董事会での討論を経て正式に発表する。Vエアは台湾資本LCCの第一陣として注目を集めたが、設立からわずか2年半余りでの撤退となる。5日付経済日報が報じた。
Vエアは日本の6拠点を含め、タイ、韓国の3カ国9拠点に路線を開設していた(YSN)
復興航空は、吸収合併後は預け入れ荷物や食事などの無料サービスを行わない代わりに、チケット代を低額に抑えて、現在のフルサービスキャリア(FSC)とLCCの中間的な位置付けをより明確にする方針だ。
民航局の林志明局長は、復興航空とVエアは共にエアバスA320型とA321型を使用し、Vエアは復興航空の100%子会社であることから吸収合併は難しくないとの見解を示した。
一方、中華航空(チャイナエアライン)系のLCC、台湾虎航(タイガーエア台湾)も損失が深刻化しており、関係者は親会社による吸収合併の可能性もあると明かした。2013年末の設立から一度も損益分岐点に達しておらず、今年6月には累計損失が11億台湾元(約35億円)に達した。ただ、中華航空は、アジアのLCCは依然発展しており、現在も新たな就航先を検討していると述べた。
タイガーエア台湾は、10月30日から高雄(桃園)~東京(成田)線を週4便から3便に減便する。運航日は現在の月・火・木・金曜から火・金・土曜に変更となる。
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