ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ケニア電話詐欺事件、残る台湾籍5人の身柄も中国に


ニュース 社会 作成日:2016年8月8日_記事番号:T00065702

ケニア電話詐欺事件、残る台湾籍5人の身柄も中国に

 外交部は8日、ケニア警察当局が7日(台湾時間8日)、同国の裁判所が一連の電話詐欺事件で下した無罪判決を無視し、台湾籍の被告5人の身柄を中国側に引き渡したことについて、ケニア政府に厳重抗議した。中央社電が伝えた。

 ケニア警察は昨年11月に主に中国人をだます手口の電話詐欺事件の容疑者として、台湾籍の28人を含む77人を逮捕。今年4月には別の詐欺事件で台湾籍の22人を逮捕した。ケニア警察は逮捕した台湾籍の50人のうち、45人の身柄を中国に引き渡し、残る5人は裁判所の判決が先送りされた後、今月5日に無罪判決を受けた。今回中国側に身柄が引き渡されたのは、最後まで残された5人。

 5人に対しては、ケニアの裁判所が無罪判決に加え、台湾に身柄を送還する決定を下しており、台湾の駐南アフリカ代表処はケニア警察当局に裁判所の判決を尊重するよう強く求めていた。

 台湾の行政院大陸委員会(陸委会)は、5人の身柄が中国側に引き渡されたことを受け、直ちに中台間の連絡ルートを通じ、中国側に厳重抗議した。